伸びる子育て
きょうだいで成績を比べるのはあり?
①何に対してご褒美をあげるか?
被験者である男の子に、2人1組になって課題を解いてもらいます。
そして課題を解き終えるたびに、2人の成績が読み上げられます。
Aチームの男の子たちには…
「成績が良かった方が勝ち。勝った方がご褒美をもらえる」と伝える。
Bチームの男の子たちには…
「勝ち負けはなし。2人には研究に協力してくれたご褒美をあげる」と伝える。
②結果
「自分の成績はどうだったか?」と振り返ってもらうと…
Aチーム
→自分の能力や運と結びつけた子が多かった。
Bチーム
→自分の努力と結びつけた子が多かった。
ここからわかることは
“他者”との競争は”過信”を生みやすく
“自分”との競争は”意欲”を生みやすい,
ということです。
③能力・運と努力の違い
【能力や運】と【努力】の違いは何でしょうか🤔?
それは…
自分ではコントロールできないものか?
自分次第でなんとでもなるのか?
の違いです。
どれだけ頑張っても変わらないことは
「やっても無駄」と感じるのでやる気上がりませんよね?
一方で、自分の意識や頑張りによって結果が変わることには、モチベーションが生まれやすいのは実感があると思います。
中には競争心を煽ることでやる気が上がるタイプの子もいますが、他者(=きょうだい)との比較よりも向上心を刺激した方が頑張れる子に育ちそうです。