科学的に頭が良くなる習慣

一瞬で集中力が高まる方法

①集中状態を作り出す脳波

集中状態をどのような状態のことを言うのでしょうか?

それは、脳がリラックスしながらも適度に緊張してる状態です。

このとき脳内では”α波”という脳波が出ています。
(日常生活の状態では”β波”)

昨今、α波が注目されているかというと、β波が出ている場合よりも、効率よく心身が活動していることがわかってきているからです。

では、どうやってα波が出る状態を作り出すことができるのでしょうか?

これは特別難しいことはなく「呼吸」によって簡単にコントロールできます。

②呼吸の鍵は吸うことより吐くこと

なぜ、呼吸によってリラックスと緊張をコントロールできるのかというと、呼吸のリズムを変えることで、緊張を支配している「自立神経」の働きを変えられるからです。

「自立神経」には「交感神経」「副交感神経」の二つがあり、緊張状態やイライラしているときには交感神経が優位にはたらき、リラックスしているときには副交感神経が優位にはたらきます。

そして、普段呼吸は無意識にしていますが、吸っているときには交換神経が優位にはたらき、吐いてるときには副交感神経が優位に働きます。

つまり、意識してゆっくり息を吐くようにすれば、自然と副交感神経のはたらきを高めることになり、リラックス状態をつくり出すことができます。

③集中力を高める呼吸法

呼吸には「胸式呼吸」「腹式呼吸」の2種類があります。

「胸式呼吸」…胸を上下させる
「腹式呼吸」…お腹を膨らませたりへこませる

腹式呼吸の方が胸式呼吸よりもはるかに多くの酸素を取り入れることができるため、イライラを鎮めたり、緊張をといたるする効果が高いとされています。

そして、腹式呼吸の次のポイントが、最初に息を吐くことから始める点です。

なぜなら、息をできるだけ吐くことによって副交感神経が優位になるのでリラックス効果が大きい上に、その後息を吸うときによりたくさんの空気を吸うことができるからです。

④まとめ

勉強を取り組むときには集中した状態で取り組んだ方が思考力・記憶力ともに高まります。

取り組む前に「息を吐く」ことから始める「腹式呼吸」をすることで勉強の成果が高まります。

当然、仕事に取り組むときにも有効なので、ぜひ活用してみてください。