科学的に頭が良くなる習慣

【目標の立て方】

①なぜ目標が大切か?

「目標を立てましょう!」
「目標は高く設定しましょう!」

などとよく耳にしますが、なぜ目標を立てることが大切なのでしょうか?

なぜなら、「目標を持つ」ことが脳ををしっかり働かせ、機能を向上させるからです。

言い換えると、脳は「何をすればいいのか?」が具体的にならないと力を発揮できません。

例えば
「勉強をしっかりやりなさい!」

のような声がけは具体的ではない上に、強制的なニュアンスを含むので、モチベーションすら下げてしまいます。

では、どのような目標設定がいいのでしょうか?

②適切な目標の立て方

結論から言うと「達成しやすい目標」になります。

高い目標の方が良さそうなイメージがありますよね?

当然、低すぎる目標では意味がないのですが、「達成できそう!」と無意識レベルで思えないことに関しては脳は働きません。

例えば、現在20点しか取れていない子に80点取ることを目標にさせても

「どうせ自分には無理だよ…」

と思いながら受動的に勉強するので、脳が機能を発揮しきらないのです。

この場合は
「まずは平均点を取ろう!」とか「過去最高の30点以上をとってみよう!」

このぐらいが適切な目標になります。

その子が心からできると思えるギリギリのラインがちょうどいいのです。

「そんな低い目標じゃ意味ないよ」と思われたかもしれません。

しかし、一度達成すれば「行動によって結果を変えられるんだ!」という認識がつくので、さらに頑張ったり高い目標を立てられるようになります。

③まずはハードルを下げる

もちろん大切な我が子だからこそ、もっとできるようになって欲しいし、低い基準に合わせたくないですね。

一方で、その子ができないと思ってる(思い込んでいる)目標を提示してもやる気は引き出せません。

そこで、まずはハードルを下げてあげましょう。

あくまで、その子の最終的な目標を下げるわけではありません。

まず、一歩目のハードルを下げるのです。

そうすることで、達成できた喜びから次の達成を求める気持ちが湧き出てくるので、自然と頑張れる子に育ちます。