科学的に頭が良くなる習慣

【言葉の魔力】

①言葉が能力を下げる

「できない」
「無理」
「難しい」
「私馬鹿だから」

子供たちはよくこのような言葉を発します。

このような言葉を発する裏にはどのような心理が隠れているのでしょうか?

それは「できないのは自分のせいではない」ということにしたい自己防衛本能です。

要は、心に保険をかけているのです。

しかし、このような子供を頻繁に発する子は本当に”発した言葉のとおり”になってしまうのです。

なぜでしょうか?

理由は言葉とイメージがリンクしているからです。

ネガティブな言葉を発した時点でマイナスのイメージが想起され、脳内で脳を不活性にさせるホルモンが分泌されます。

そのような状態では

本当に能力が下がります

では、そのような状態を脱するためにはどうすればいいでしょうか?

②クリアリング

例えば、勉強が苦手な子であれば
「勉強=嫌なこと」
のように勉強という言葉自体にマイナスのイメージが貼り付いています。

そのような子に対して「勉強しなさい!」というと

「嫌なことをしないといけないんだ」
というイメージを作り出してしまうことになります。

先程解説した通り、そのような状況では 本当に能力が下がってしまうのです。

では、どうすればいいでしょうか?

「別の言葉で置き換える」ということを実践してみてください。

例えば、
勉強→向上・復習・レベルアップのように置き換えて

「勉強をしなさい」というかわりに「レベルアップしようか!」と声かけするのです。

マイナスイメージを連想する言葉を使わないことは、想像以上に脳に好影響を与えるのでぜひ実践してみてください。

③イエス・バット法

プラスの言葉に置き換えも、なおマイナス感情が出てきてしまうようであれば、そのマイナス感情を一度認めて(YES)しまっていいです。

しかし、そのまま放っておくと何も改善しないので、その後に「しかし(BUT)」と切り替えてプラス思考をします。

なぜ、これに効果があるのかと言うと

人間の脳は「最後に言った言葉を記憶するようにできている」という特徴があるからです。

④やはり継続が大事

マイナスイメージを連想させる言葉を発するのが習慣になってしまっている人は、脳内のネットワークがマイナスの思考回路を形成しています。

1回1日やっただけでは、そのネットワークが変わるわけではないので、毎日続けることが重要です。

メタ認知(客観視)がまだ育ってない子は 自分がネガティブな発言をしてしまっていることに気づいて意識することは難しいです。

そこで、普段関わる大人が気づいて修正してあげることが改善の鍵になります。

ぜひ、意識して言葉を選んでみてください。